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「ひぐれのらっぱ」安房直子 福音館書店
安房直子を読んでは途方に暮れてしまう・・・ということを繰り返していた私だが、この一冊は気持よく読めた。なんでかなあ。やっぱり明るいというか、安心できる結末じゃないと私はダメなのかも。たとえ幸せそうな顔をしていても、死を暗示するような場所に行かれちゃうと、もうダメなんだと思うな。
それって我ながら単純すぎるのかもしれないが。でも、子どもが読む本に、死んでもしあわせ、みたいなこと、なんか嫌だと思ってしまう私。この本はどこか知らない場所でしあわせに生きてるみたないなことが多かったので救われたかも。
安房直子が好きだという人はタフだなあと思ってしまう。私は疲れちゃうんだなあ、どうしても。
2015/5/1