ローマ字の憂鬱

2021年7月24日

小四のおちびは、一学期末頃に、ローマ字を学校で習いました。
英語を習っているとか、パソコンをいじっているとかがあるのでしょうか、ものすごくローマ字が得意な子と、何がなんだかわからない子の二つに、クラスがぱつっと割れた、とおちびが言いました。もちろん、おちびは、何がなんだかわからない方です。

ローマ字って何なの、とおちびはふくれます。
これは、外国人用なのかと思ったら、ローマ字で書いても外人には伝わらないよって言われた。でも、これは日本の字じゃない。Aは「エー」と読むのに「あ」だっていうのがわからない。Iは「アイ」っていうくせに「い」だっていう。なんなの、それ。で、ローマ字って言うくせに、アルファベットだって。どっちなの!!

おちびの立腹もわかります。ローマ字って何なんでしょう。日本語をアルファベットで表記する。それも、ちょっと特別なやり方で。それを覚えると、母音をひとうひとつにつけるくせがついてしまって、実は英語学習の邪魔になることさえあるって、思いません?

ただ、昨今は、パソコン入力に際して、ローマ字打ちがとても役に立つってことはありますね。覚える意義があるとしたら、その部分でしょう。そもそも、国語教育で、ローマ字って、それ以外に、どんな意義付けがされているのかな?なんだか疑問です。

ところで、私事ですが、夫がこの夏から近県に単身赴任しました。週末には帰ってくるのですが、お父さん子のおちびには、平日の不在は、なかなか辛い現実です。ちょうどいいから、毎日お父さんにメールをしなさい、ローマ字打ちで、ということになりました。五行くらいのメール作成に、一時間近くかかりますが、今のところ、なんとかがんばっています。夏休みがあけるころまでには、今よりはローマ字のわかる子になっているかもしれません。

2008/8/3