納豆でスパイダーマン

おちびの学校は、国産給食を目指して、和食の献立を多く取り入れています。と言っても時々は、子どもたちの楽しみのために、パスタやパンもありますが。栄養士の先生ががんばってくださって、いつもおいしい給食を食べています。

先日、給食に納豆が出たそうです。
「だから、みんな全然食べなくて、時間が足りなくて、たいへんだった。」
とおちびが言います。そうか、最近の子どもたちは納豆が嫌いなのか。と思っていたら、
「違うよ、嫌いなんじゃないけど、食べたら、なくなっちゃうじゃない。」
え?なくなったら困るの?
「遊ぶのに忙しくて、食べる暇がないんだよ。」

恐ろしいことです。
納豆が出ると、なんと、ネバネバを、誰が一番長く伸ばせるか競争が始まるんだそうです。
食べてしまうと、競争には加われないし、お腹はすいているし、で、皆、少しずつ、少しずつ、惜しがって食べるそうなんです。

それだけなら、まだしも、男子たちは、納豆を両手に持って、スパイダーマンごっこだって!
「た、食べ物を、おもちゃにしては、いけません!!」
「だけどさあ、手にくっつけたのも、ちゃあんと最後には、みんな、指をなめて、一粒残らず食べるんだよ。無駄にはしてないよ。」
本当は、自分もスパイダーマンに加わりたいけれど、さすがに女子は一人もやってなくて、とちょっと悔しそうなおちび。
ふうん、キミもそんなこと、気にするんだね。

しかし、納豆で、スパイダーマンか。
ちょっと、面白そう・・と、思ってしまった私は、大人失格でしょうか。
たまに納豆が出ると、とっても楽しい!と、おちびはご機嫌です。
食べ物で遊んじゃいけないんですよね・・・。

2008/7/4