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「おいピータン！！」１～４ 伊藤理佐 講談社
「ひとり上手な結婚」の伊藤理佐の人気マンガ。図書室で発見。
伊藤理佐というと、どうしても、吉田戦車の奥さんなんだこの人、と最初に思ってしまう。素直でいい人だなあ、とマンガを読んで思う。食べ物が大好きで、思いやりがあって、でも、自分のこともちゃんと大切にできる人だ、と思う。飾らない人柄が、マンガからにじみ出てしまうのよね。
ピータンというあだ名を付けられた、風采の上がらない、脂ぎった中年に近い男性が、主人公、というか、中心人物になっている。
けれど、基本は、３０前後の女性の揺れる乙女心が描かれている。
ふられた人も、結婚したいのにうまく行かない人も、不倫してる人も、仕事に燃えている人も、みんな、同じように大事に温かく描かれている。
ピータンは、見かけはダメダメだけど、食べ物に対してはすごい才能があって、そして、繊細で思いやり深い男性だ。
実は、こういう男性こそが理想なのよね、とわたしはこの漫画を読みつつ、頷いてしまう。
見かけに騙されちゃダメよ、若い女の子たち。
人間として豊かなのは、こういう人なのよ。
だとしても、もう少し、食べ物を節制してくれないと、健康が心配よね・・・。
2012/8/19