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「たのしいムーミン一家」ヤンソン 講談社文庫
夏休みもあと10日残っていないというのに、夏休みの宿題が終わらない私。ムーミンシリーズを全巻読み直すぞ！！と決意していたのに、予約していた他の本がじゃんじゃんやってくるので、そっちを先に読んでると、後回しになり続けて、おお、これでまだ三冊目。これじゃ新学期に間に合わない・・・・。って、自分で決めただけなのに焦っている私。
久しぶりに読み返したら、詳細を忘れていて、実にフレッシュに読めてしまった。こんなにとりとめのない話だったけか？と思う。いろんなことが起きる。登場人物それぞれが全員ひどく個性的で、時にわがままだったり迷惑だったりもするのだが、誰もそれを謗らずに受け止める。知りもしない新入りが来ても、すぐに彼らの居場所を確保し、受け入れる。この柔軟性って、凄い。そして、ただ迷惑なだけだと思っていた奴が、意外にすごく役に立ったり、素晴らしい貢献を果たしたりもする。共存ってこういうことだよな、としみじみ思ってしまう。なんか神話みたいだった。
さあ、次も読めるかなあ。その前に読破すべき本が山積みで、夏が終わりそうで、頭がいたい・・・。
2016/8/22