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「まほろ駅前多田便利軒」 三浦しをん 文藝春秋
直木賞受賞作品なのね。映画化もされたのね。ドラマ化もされたのね。ってか、コミック化まで。そうだったんだ・・・・。
例によってそんなこと全然知らなくて、たまたま図書館の書棚で目があったんで借りてきた。「まほろ駅」ってのは、週刊文春でちらちら見てたけど、こんな面白い小説とは知らなんだ。夫が先に読んで「筋、話してやろうか？行天ってやつがいてさあ・・・」などとちょっかい出すのをいなしながら読んで。面白いじゃないか、と感心してたら、あらまあ、有名だったのね、この作品。知らなくてごめんなさい。
行天くんの小指と多田くんの後ろめたさ。便利屋に寄せられるいろいろな依頼が、彼らの過去と交じり合って、しをんさんらしい絡み方だなあ。
登場人物がやたらとタバコを吸うのだけが気に入らない。なんて言ったら本筋に関係無さすぎだけどさ。三浦しをん、未読の本がまだまだあるのは嬉しい。もっと読まなくちゃ。
2013/7/29
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