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「もうぬげない」ヨシタケシンスケ ブロンズ新社
ぼくのふくが ひっかかって ぬげなくなって
もう どのくらい たったのかしら。
(引用は「もうぬげない」ヨシタケシンスケ より)
で始まる、大傑作だわ。一人で脱ごうとして途中で引っかかって、もう、そのまま大人になるのかなあ、と絶望に沈む幼児。でも、それならそれで生きる道もある。と、哲学的思考に入っていくのだが。途中で、大爆笑しちゃったわ。これは、おもしろいよ。
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「りゆうがあります」ヨシタケシンスケ PHP研究所
子供の行動には、それぞれに、それなりの理由がある。ちゃんと聞いてよね。という絵本。これはね、子ども時代、本当にずっとそう思っていた私としては、そうなんだよね、という共感しかない。大人には大人の理由がある。それをおかあさんも示してみせるけどね。子供の話は、ちゃんと最後まで、聞こうね。
2020/9/27