ジブラルタル・タンジェ・バルセロナ旅行記 4

ジブラルタル・タンジェ・バルセロナ旅行記 4

2023年3月2日

朝早くにコーランの音色が聞こえてくる。八時に朝食。屋上でも食べられるけど、まだ早すぎるから室内でね、と言われる。なるほど、朝八時はまだ薄暗い。朝食は伝統的なメニューだそうだ。こんな感じ。

モロッコは元フランス領だったからだろうか、クロワッサンが超絶おいしいのに驚いた。真ん中のイチゴは野菜的な味。日本の果物は品種改良でものすごく甘いからなあ。

タンジェ市内を散策する。朝はまだお店が開いていないところも多い。町はとても美しい。

地図を見ていると、どこに行きたいんだ?と地元のおじさんが尋ねてくれる。「アメリカ公使館協会に行きたいんだけど」というと丁寧に教えてくれた。それでも迷っていたら、通りがかりのブルカをつけたおばさまが、さらに道案内してくれる。みなさん、ありがとう。で、これがアメリカ公使館協会。

歴代の大統領なんかも訪れた場所らしく、いろんな写真があった。見学しているうちに町のお店もだんだん開いてきたらしい。道を歩いているだけでも楽しい。ランプのお店がかっこいい。

イスラムの建築物はみな、タイルが美しい。幾何学的な模様は数学的でもある。

街を歩いていると元気な子どもたちをよく見かける。カフェで休んでいると、「ニイハオ!アンニョンハシムニカ!」などと大声で話しかけてくる。「ジャパニーズだよ。こんにちは!」と返すと「コニチハ!!」と元気なお返事。タンジェは気に入ったか?などと片言の英語で聞かれる。夕暮れてからもずっと道端でサッカーに興じる声が鳴り響いている。そうだよな、子供ってこういうものだよな、と思う。

あちこち歩いて、夜はエビとほうれん草のタジン、マトンのタジンなど。さあ、明日はバルセロナに移動だ。

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