北欧旅行記 その8

北欧旅行記 その8

2023年8月12日

そういえば。ストックホルムのホテルで「朝食は一階と二階のレストランでね」と言われた。なので、エレベーターで地上フロント階に降り立ったら、レストランがない。同じエレベーターに乗っていた北欧人のおじさんもきょろきょろしている。もしかして…と二階に上がったら、そこにレストランがある。たぶん、一階は地上階で、我々の言う二階が一階なのだ。確かイギリスがそうだったっけ。一緒に迷ったおじさんも「そうだったのか!」と笑っている。ついでに「どこから来たの?」という話になって、彼はフィンランドのラップランドから来たそうだ。ヘルシンキになら行ったことがあるよ、と言ったら「ラップランドにもおいで、そうしたらサンタクロースにも会えるよ」と言われた。彼、夏季休暇中のサンタだったのかも。

さて、朝からトラムに乗って本日はユールゴールデン島のスカンセンという野外博物館に行く。たくさんの伝統的建物や教会、動物園に野外コンサートホールなどがある場所。会場と同時に大勢の家族連れが詰めかけている。

江の島のエスカみたいなエレベーターに乗って丘の上に上り、奥までずんずん進むと高台の上からガムラスタンが見える。美しい。

たくさん建物はあるけれど、ノルウェーの野外博物館みたいに中には入れなくて外側から見るだけ。中も見たいんだけどなあ。などとぶつぶつ言っていると、動物園エリアに入る。ヘラジカだ。

飼育場所はとても広く、動物たちはのびのびしている。広すぎて見学客からは遠くてよく見えないのが玉に瑕だが、これくらいのほうが。動物のストレスにはならないだろうなあ。水辺の動物もいる。

遊園地やコンサートホールもある。コンサートのリハーサルが行われていて、カメラも入っていた。少し太めのお姉ちゃんがアバの歌を熱唱していて、上手だった。アバもスウェーデンだもんね。

スウェーデンの赤べこ、ダーラナホース。またがって遊べるサイズ。実は私もまたがったのだった。

スカンセンを出て、北方民族博物館へ。衣類や農工具、住居史などを見学。そこから国立美術館を目指してバスに乗車。降りた停留所が、あらら、昨日のおいしいレストランのそば。そのレストランが、屋外テラスにテーブルを出してランチを営業中。であるなら、ここでランチ。北欧名物のエビのオープンサンド。今回の旅行中、何度も食べたけど、ここのは特に絶品であった。

それから国立美術館を見学。広いったらない。ぐるぐる歩き回って、結構疲れちゃった。トラムでホテルに戻って一休み。さて、これにてほぼ観光は終了なので、今夜はどこで食べようか、と検討する。ホテルの近くがいいな、と最初はタイ料理屋に行ったら、アルコールは扱ってません、という。ビールが飲みたかったので、その近くのパブに変更。エビの鉄板焼きなどでストックホルム最後の夕食。

さてさて、その翌日、アーランダエクスプレスで空港へ行き、ヘルシンキ経由で帰国したのでありました。お疲れ様。

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