北欧旅行記 その6

北欧旅行記 その6

2023年8月10日

今日はまず、トラムを一回乗り換えて郊外のヴィーゲラン公園へ。彫刻家グスタヴ・ヴィーゲランの彫刻がたくさん飾られたとても広い公園である。

彫刻はどれも不思議なポージングばかり。たとえばこんなの。

一番有名なのは、怒りんぼの像(最上部掲載)。実は地味に公園の端っこの方においてあるのだが、そこに観光客が集まり、取り囲むように写真を撮っている。気づいたのは、みんな笑っているということ。やんちゃな幼児の姿を見ると世界中の人がみんな笑うんだな、と思うと、なんだかうれしくなる。

奥まで進むと大勢の人間が絡み合った塔が立っている。

知らないおばさんが「二人一緒に写真撮ってあげるわよ」と話しかけてくる。私たち、あんまりツーショットを撮ったことがないのでありがたくお願いする。親切だなあ。

公園の近くにはヴィーゲラン美術館がある。ヴィーゲランさんのアトリエ兼住居だったそうだ。中には彫刻作品や、その準備段階の試作品などがたくさん展示されている。

それから、すぐ近くのオスロ市立博物館へ。中庭へ出ようとしたら「そちらはガイド付きでしか見られないのですが、ガイドツアーは午後からなんです」といきなり日本語で話しかけられてびっくりする。日本人の学芸員さんだ。ここの館は、オスロで一番のお金持ちの別荘だった、と教えてくれる。展示はオスロの歴史と文化に関するもの。昔の服装や

第二次世界大戦中のナチスドイツに支配された歴史なども。

さて、ここからどうしようと話し合いが行われる。結構へとへとなのだが、国立美術館へ移動することに。しばらく歩いてバスに乗っていく。良い絵がたくさんあったのだけれど、もう疲れちゃってあんまり記憶がない(泣)。もったいない。それから一度ホテルに戻り、休憩したのちにホテル近くの歴史博物館へ。なんとここでは日本の武士展が行われていた。「Harakiri」「busido」なんて解説がある。

それから、オスロ大聖堂まで行ってみる。古い教会堂でした。

疲れたので、近所に良いビヤホールがあるというので行ってみると、こんな貼り紙がある。

「夏休みとるから店は閉めちゃうね!またおいしいビールを新しく準備するから待っててね!」みたいなことね。夏は稼ぎ時じゃないのかい?商売よりもまず、自分たちのバカンスだぜ、という姿勢がなんとも良い。でも、おかげでビールが飲めないのは残念。と思ったら、その近くにもう一軒パブがあったので、そこでビールをいただいた。若いころ北欧を旅した時に、北欧のビールはうまい、と思ったのだが、やっぱりそうであった。乾いた空気と程良い気温がビールに合う。

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