台湾旅行記 1

台湾旅行記 1

2023年12月21日

11月下旬、台湾に8日間、旅をした。台湾には前から行ってみたかったのだ。実はこの旅、屋久島よりも前に決めてあった。日程を決めてから夫の提案で子どもたちにも声をかけてみたら、参加すると言う。それぞれに仕事の都合もあるので、岐阜在住の娘は最初の台北の二泊三日で帰り、千葉在住の息子夫婦はそのあとさらに台北一泊、台中に移動して一泊してから帰るという。彼らが帰ってから、我々は高雄に移動してさらに三泊。初日は各自で台北に行き、ホテルで合流することとなった。

子どもたちは早朝から移動開始したが、我々はゆっくり。最初に到着した娘は台北の原宿と呼ばれる場所で、日本では手に入らないコンバースのスニーカーを買い、ルーローハンと牡蠣オムレツの昼食を堪能。息子夫婦はホテルに荷物を預けて昼食をとってから龍山寺を見学、そこに娘が合流。我々が到着してチェックイン手続きをしているところへ三人でやってきて全員勢揃いとなった。みんな久しぶりだが、元気そうで何より。

小籠包が食べたいが、夜市も行きたいという若者たちの熱意に押されて、ホテル近くの行列のできる小籠包屋の整理番号を貰ってから徒歩圏内の夜市へ。人がたくさんいて、しかもどんどん混んでくる。私と夫は臭豆腐の屋台で座り、子どもたちはさらに奥へ。ようやくなかなか戻ってこないと思っていたら、イカの焼き物などを買って戻ってきた。

みんなで分け合って食べてから、急いで小籠包屋へ。ちなみに臭豆腐はそんなに臭くなかった。小籠包屋には、順番にぎりぎり間に合って、テーブルにつく。各種小籠包やスープ、青菜炒め、紹興酒などを注文して大いに食べる。うまいじゃないか。ご機嫌でホテルに戻って、その日は終わり。

二日目。五人で台北駅まで歩き、電車でまず瑞芳という駅へ。そこでいったん外へ出てちょろっと探索。単なる公衆トイレに赤い提灯が飾られていて結構きれい。

そこから今度はローカル電車を乗り換えて、十份という駅へ。線路ぎりぎりに屋台が並び、電車が通っていない間は線路の上も歩ける。ここで若者たちは、また食べ歩き。我々夫婦は一口ずつ味見させてもらったりして。

十份で有名なのは、ランタンあげ。カラフルなランタンに筆で願い事を書いて、空に飛ばす。願い事はたくさん書けるので、仕事熱心な娘は「営業一位」研究者の息子は「論文受理」、息子の奥さんのYさんはしおらしく「家庭円満」、バックギャモンプレイヤーの夫はサイコロ運を願って「出目良し」、そして私は「肋骨完治」、などなど・・・。

お店の人がいろいろポーズをつけて写真を撮ってくれた後、火をつけて、ランタンは空へと舞いあがる。思った以上に楽しいイベントだった。

お土産屋さんを冷かしながら移動して、牛肉麺のお店で昼食。おすすめの牛肉麺よりも、小籠包のほうが美味しい。さて、そこから十份瀑布へ。途中、吊り橋がいくつかあって、高所恐怖症の私が嫌がってるのに、みんなどんどん進んじゃう。

屋台や不思議な石像などを通り越して、滝へ到着。

思った以上に立派な滝でした。

駅に戻って、今度は九份へ。電車を待っていると遅くなるので、さっきの乗換駅、瑞芳からタクシーで向かう。五人一緒に乗れる車でラッキー。九份はジブリ映画「千と千尋の神隠し」の舞台になったと言われる古い街並み。

くねくねと曲がる狭い登り道が観光スポットになっている。ここは夕暮れからがきれいだというので、上の方まで歩いて行って、茶店で夕暮れを待つ。

日暮れてきたら、本当にあちこちに提灯が赤く光って美しい。

景色を堪能して、またタクシーで瑞芳に戻る。そして、電車で台北へ。けっこう疲れてたんだけど、そこから中華屋さん(考えてみればほとんどの料理屋さんは中華屋さんだわ)で夕食。食べ物は、何でもおいしい、おいしい。夢中で食べちゃって、その後、あ、写真を撮ればよかった、と気が付くので、あんまり料理の写真が残ってない(笑)。そこの料理屋さんのトイレで手を洗っていたら、「ハーイ」と声をかけられ、つい「こんにちは」と答えたら「あら、日本人?どこから?」ですって。北関東です、と答えたら、「私もよー」ですって。まあ、日本人は多いからね。

そんなこんなでたくさん歩いて私たちはくたくた。若者たちは元気。では、おやすみなさい。

台湾旅行記2へ→