台湾旅行記 2

台湾旅行記 2

2023年12月22日

3日目。
迪化街という問屋街を歩く。

お茶や乾物、漢方薬などの店が立ち並んでいる。いくつもの土産物屋を冷かしたり、派手なお寺を覗いてお参りしてみたりする。お参りの方法はなんだか難しそうだが、周囲の人が教えてくれるので、夫が代表してやってみる。紙でできたお札みたいな束と線香をもってあっちに置いたり、お辞儀したり、こっちに手を合わせたり、線香をともしたり。まあ、こんなもんだろう、とだいたいの行程でお願いごとをする。派手な色合いの札束の赤いインクが夫の手に付着していた。

おすすめのレトロなお茶屋さんがあるというので探し回る。グーグルマップや「るるぶ」を駆使して何とかたどり着く。様々な種類のお茶。注文すると、同じ種類のお茶を冷茶と温茶で出してくれたりして、けっこうたくさん楽しめる。

台湾の人はお茶が好きだなあ。あちこちにお茶屋さんがある。美味しいお茶でした。

それからお昼を食べようということになり、「孤独のグルメ」で撮影されたお店がこの近くだというので行ってみることになる。あった、あった。井の頭五郎さんの写真が貼ってある。

五郎さんと同じ魯肉飯や麺などを頼む。なかなかうまい。全員のおひるごはんの代金が、さっきのお茶一杯分程度だ!と驚いてしまう。ここは確かにリーズバブルでうまいよ。

さて、娘はこれにて帰国する時間となる。地下鉄で途中まで一緒に行って、じゃあねえ、と別れて、我々は故宮博物館へ。じっくり型の息子は、こういうところへ来るとものすごーく時間のかかる人なので、ここからは若夫婦と老夫婦で別行動に。我々がここで見たかったのは、ヒスイで出来た白菜と、石で出来た角煮。

でも、角煮の方は、今、どこかに御呼ばれしていってしまっているそうで、写真しかなく。白菜の方は、確かにありました。予想より小さかった。

私が気に入ったのは、白磁の枕。

後、ふくよかなご婦人の石像も素敵でありました。象牙の何重にもくりぬいた見事な玉などもありました。

疲れちゃったので、我々はベンチで休憩。しばらくして、若夫婦も合流。さて、そこからは、若夫婦のリクエストで、昨夜とは別の夜市へ。ところが行ってみたらそこは今、地下街が工事中だとかで、いつもよりも規模が縮小されている。それでもまあ、ゲームコーナーがあったりはする。

食べ物も、夕暮れるに従ってだんだん開いて来た。胡椒餅やら羊肉串やら炸鮮奶という甘いミルク系の串に刺さったお菓子やらを食べる。

あー疲れた、もう帰りたいよー、と老夫婦は思っているのだが、若夫婦は貪欲に、台湾カステラが食べたいなどと言ってずんずん進んでいく。歩き回ったが、ついに台湾カステラを発見できず、へとへとになったので、地下鉄でホテルに戻る。あー、お疲れさまでした。娘からは、無事についたよーの知らせが夜遅くに入っていた。

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