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「博士の本棚」 小川洋子 新潮社
夫が図書館から借りてきた本。
「うっかり読んじゃったら、読みたい本がいっぱいあってさあ。また、本が増えちゃう。」
などとブツブツ言っていた。
なるほど。
読んだら、読みたくなる本が何冊も。
本が好きという気持ちは、伝染する。
その本がどんなに好きかを書いている文に出会うと、思いを共有したくなる。
私の好きな本を、小川さんも好きなんだとわかって、ニコニコしてしまったりもする。
武田百合子さんの「富士日記」を褒めてあって、とても嬉しかった。
しばらく経つと、私が「おっ」と思った本が、ちゃんと、家にある。
夫、入手したな。
しめしめ。
2011/11/24