道東旅行記 四日目

道東旅行記 四日目

2022年10月20日

本日は釧路湿原を目指す。宿の前からバスに乗り、まずは斜里へ一時間ほどバスに揺られる。斜里の道の駅で早目のお昼ご飯を食べようと思っていたのだけれど、道の駅には食堂がない…。仕方ないので、またセイコーマートを見つけて、おにぎりやサンドイッチなど。でも、これも地方色豊かで結構楽しいことに気が付く。

11過ぎ、斜里駅から快速しれとこ摩周号に乗り、塘路駅へ。駅にはカヌーツアーのガイドさんが待ち構えていて、すぐ車で拾ってくれる。ほかにも乗船客がいて、六人で双胴船のカヌーに乗り、釧路湿原へと漕ぎ出す。結構暑いぞ。

少しこぐと流れのある所に出る。風が吹いてきて、暑さが和らぐ。

岸に近づくと、鹿が平然と座っている。危険じゃないことを知っているのか。

しばらく行くと、今度は丹頂鶴もいる。「丹頂鶴はとても増えました。もはや、釧路ではカラスと同じくらいいます。丹頂鶴に見入っている人がいると、あ、観光客だな、とわかります。」とガイドさん。

川には流れがあるので、多少漕ぐのをサボってもバレない。けれど、六人でこいていると、ほかの人に悪いような気がして、結構本気でこいでしまう。

「三時のノロッコ号に乗られますか?」とガイドさんに聞かれる。一時から二時間のカヌーツアーなので、きっと三時ちょうどの列車には間に合わないだろうな、とわたしたちは踏んでいた。次の列車は三時間後なのできついけれど、まあ、その辺を散歩してまわったりして時間をつぶすか、と考えていたのだが。

流れの先の岸辺に着いたのが三時ちょっと前。「救命胴衣は車の中で脱いでください、とにかく車に乗って!」とガイドさんに言われ、あわてて乗ると、すぐ釧路湿原駅まで送ってくれる。おお、かっこいい駅。などと言っている間もなく「今すぐノロッコ号が来ますから、乗ってくださいね!!」とガイドさん。

扉を開けて、ホームに出たら、そこにノロッコ号がやってきた。すげー、間に合ったぜ!というわけで、そこから釧路駅まで、予定よりはるかに早く着くことができた我々なのでありましたとさ。よかったよかった。

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サワキ

読書と旅とお笑いが好き。読んだ本の感想や紹介を中心に、日々の出来事なども、時々書いていきます。

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