読書

香君

153 上橋菜穂子 文芸春秋 「狐笛のかなた」以来の上橋菜穂子である。厚めの二冊上下巻であったので、こりゃ手ごわいぞ、と思いながら読み始めたが、面白くてすいす…

映画

土を喰ふ日々  わが精進十二ヶ月

151 水上勉 文化出版局 ジュリーファンである。そもそもが「サワキ」という名は、本名とは何の関係もなく、ジュリーから連想したものである。沢田研二の「サワ」に…

読書

朝日新聞政治部

150 鮫島浩 講談社 学生時代、私は朝日新聞社でアルバイトをしていた。所属は図書部。朝日年鑑という年鑑・統計本の編集である。朝日年鑑には各種団体が取った様々…

読書

語学の天才まで1億光年

149 高野秀行 集英社インターナショナル 高野さんは、新刊が出たら即買い作家のひとりである。「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、誰も書かない…

読書

東京四次元紀行

148 小田嶋隆 イースト・プレス 小田嶋隆が亡くなって半年。世の中は変わらず動いているし、思いもよらないような方向に(おそらく悪い方向に)展開していっている…

読書

筆のみが知る

146 近藤史恵 角川書店 近藤史恵は「シャルロットのアルバイト」以来だ。珍しく時代物。そして、絵画が絡んでいる。へー、こんなのも書くんだ、と新発見。 幽霊絵…

読書

認知症世界の歩き方

145 筧裕介 ライツ社 「認知症のある方が実際に見ている世界」がスケッチと旅行記の形式で解説されていて、わかりやすい!ととても評判のいい本。認知症の人たちが…

読書

目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

144 川内有緒 集英社インターナショナル 川内有緒を読むのはなんと八年ぶり。八年前に「この人の本をもっと読みたい」と書いていたのに、ずいぶん待ったなあ。その…