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「おまえの罪を自白しろ」真保裕一 文藝春秋
真保裕一は久しぶりだなあ、と思っていたら、なんと「猫背の虎 動乱始末」以来だった。7年ぶり。ミステリは、基本、ひとが死なないものしか読まないからなあ。あ、これもネタバレかしら。
政治家の孫娘が誘拐される話。政治家って大変よね、とつくづく思う。裏の裏を読み、駆け引きをし、生き残るためには何でもやる。そんなドロドロが描かれる。が、エンディングはちょっと予想外。なるほどね。
爪を痛めて、整形外科の待合室でこれを読んでたら、呼ばれても一瞬気が付かなかった。そんな本。
2019/11/6