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「できるかなゴーゴー!」 西原理恵子 扶桑社
サイバラの「できるかな」シリーズはずっと読んできた。新しいのが出たのは久しぶりだ。鴨はもういないもんなあ・・・。
この本には、噂に違わず、高須クリニックのかっちゃんが登場する。表紙に既にいるもんね。
かっちゃん自体は、鴨が生きてる頃から、しょっちゅうサイバラの作品には登場していた。「タニマチ」と呼ばれていた。ここでも呼ばれているけど、今じゃ彼氏なんだよね。前から、かっちゃんは、サイバラが好きで好きでたまらなかった。それは、作品に登場するだけで、ちゃんとわかった。わかるように描かれていた。
この本では、かっちゃんは、山ガールになりたいというサイバラを、ヘリをチャーターして、いきなりエベレストに連れて行く。なんだか、ジャクリーヌを落とした時のオナシスを思い出してしまったわ。
サイバラは幸せそうだし、お肌はつやつや出し、カモのことも時には思い出しているし、子どもたちはすくすく育っているし。それでいいのだろうなあ。
で、なんだか釈然としない、なんだかつまんないと思ってしまう私はわがままな読者なんだろうなあ。
2012/11/26