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「とおいところへいきたいな」モーリス・センダック 冨山房
赤ちゃんの世話で忙しくて、訊きたいことに答えてくれないお母さんに腹を立て、マーチンは、カウボーイの変装をして家を出る。とおいところへいくために。
すると、途中で、とおいところへ行きたがっている上品なすずめと、年寄りのうまと、ねこに会う。ねこはみんなを「この まちを ぐるぐる まわって、かどから ふたつめの ちかしつ」にあるとおいところへ案内してくれる。そこまでが、「その1」。
そして、「その2」は「とおい ところへ ついてから」のお話。
短い中にきちんと二つの章があって、まるで冒険物語みたい。いや、冒険物語なんだろうな。マーチンは、がんばったもの。
2014/4/10