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「ぼくのニセモノをつくるには」ヨシタケシンスケ ブロンズ新社
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「このあとどうしちゃおう」ヨシタケシンスケ ブロンズ新社
相変わらず、ヨシタケシンスケである。この二冊を読んで、ヨシタケシンスケ、すごい、と更に思う私である。生きること、死ぬこと。どうやって生きて、どうやって死ぬのか、死んだあとどうするのか。極めて哲学的な問に、明るく楽しく答えちゃっているのである。
自分を見つめること。いつか死ぬと気がつくこと。それでも怖がらずに生きていくこと。ものすごく深い問題を、子供の目できちんと見つめて、今を生きることにつなげている。それも、楽しく、笑いながら、そして、深く。
すごいじゃないか、ヨシタケシンスケ。センスも素晴らしい。子供に読ませたいし、大人に読ませたいし、死ぬ前にもう一度読みたいくらいだわ。
こんな天国に、行きたい。
2020/10/4