おちびが、夏休みの作品で、エコバッグコンテストに出品したいと言い出した。
コンテストというくらいだから、ごく普通のエコバッグを作ってもだめでしょう、何かこれ、という売りがないと。
というわけで、夕食時に企画会議が開催されたのだけれど。
エコバッグに求めたいことは、軽いこと、たくさん入ること、それでいて丈夫なこと。
なら、容量に応じて大きくなったり小さくなったりすればいいんじゃないの？
チャックとかで、つなぎ合わせると、大きくなるとか。
・・・別につながなくても、二つ同じ大きさのエコバッグを両手に持てばいいんちゃう？
チャックで、返って重くなるし。
マジックテープだと、取れちゃうし。
なら、重くなったら、空を飛びます。っての。
・・・作れるなら、つくってみろ。
使わないときは、パンツとして、履けます。
帽子として、かぶれます。
靴下にも、できます。大きすぎるけど。ってのは？
・・・どういう意味が？
だから、重くなったら、パンツとして履いて、履いたまま、ずるずると歩いて帰るわけ。
または、頭に乗せて、帰る。
・・・靴下に入れて、歩いて帰る？
まあ、そうだね。
じゃなくて。重くなったら、仲間を呼ぶんだよ。エコバッグが自分で。
で、八個集まったら、合体して、「エコバッグ・キング」になる。
それを、装着して、ガンダムみたいに、がしゃん、がしゃん、と歩いて、帰る。
・・・いい案ではあるけど。
この際、「あなたは美しい」と定期的にささやくエコバッグだ。
中年女性がきそって、買いたがる。
・・そこまで行かなくても、すっごくおしゃれってのは、いいよね。
おしゃれなエコバッグは、汚すと困るから、使われないんだよ。
おしゃれじゃないエコバッグは、かっこ悪いから、使われない。
だから、レジ袋そっくりのエコバッグにすれば、なんの抵抗もない。
・・・って言うか、それなら、レジ袋の使い回しをすれば済むじゃん。
エコバッグは、難しい。
2008/7/19