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「キングダム」41巻～44巻 原泰久 集英社
2016年のお正月に40巻までを読んでいる。一年半待って、五冊か。その間に、一応、世界史の勉強は終わらせた。東洋史を一通り学んだ後だと、ストーリーは、より立体感を持ってくる。それは確かなのだが、きついよなあ。
「弱虫ペダル」は何巻あっても、基本、自転車こいでるだけだからサクサク読めるが、こっちの漫画は１ページごとに、腕は切られるわ、首は飛ぶわ、人は死ぬわ、串刺しにされるわの大騒ぎである。臆病者の私は一冊読み終えた時点でしばらく休憩を取って、気持ちを整えてからじゃないと続きが読めなかった。えぐいしグロいし、なんでこれを読まにゃならんのだろう、とたまに思う。が、やっぱり面白いので読んじゃうのだ。矛盾してるのう・・・・。
中華統一を目指しての戦いの最中なんだが、そうは言っても、政（始皇帝）が死んじゃったら、また混乱の世の中になるの、私知ってるもんね、なのである。ではあるけど、こうやって人は太古の昔から、戦い、殺し合いながら、なんとか世界を統一することを夢見てきたのだろう。何千年経っても本当の平和には追いつかないのにね。
四冊読み終えて、私、傷だらけである。あちこちが痛い。これが完結するまでに、どれだけ殺し合うんだろう。それを読むことで、私は何を受け取るんだろう。なんだか考えてしまうなあ。
2017/6/25