弱虫ペダル

2021年7月24日

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「弱虫ペダル」1~40 渡辺航 秋田書店

以前、「シークレット・レース」でも書いたとおり、ツール・ド・フランスが好きだ。30年ほど前に偶然テレビに映った自転車レースに引きこまれてそのまま数時間、釘付けになって以来、スポーツ好きでもない私が自転車レースにだけは惹かれている。

「弱虫ペダル」は、引っ込み思案で友達つくりの下手な少年が、自転車競技部に入って頭角を現していく物語だ。孤独な少年は、千葉の片田舎から、毎日、秋葉原に自転車で走って行って寂しさを紛らわしていた。そんな習慣が、知らず知らずのうちに彼の自転車能力を高めていたのだ。

どうやら自転車競技の漫画があって、面白いらしいぞ、と夫が言っていた。たまたま休みのあった娘が「弱虫ペダルを三巻まで読んだら面白かったよ」と言った。その二つが同じ漫画の話らしいとわかって、ツタヤで借りてきた私。最初は10冊だけ借りてきたのだが、すぐに読みきってしまった娘が、自転車で疾走したい欲望にかられて、ツタヤまで走った。が、15巻が見つからなかった、と14巻まで借りてきた。帰宅した夫もすぐに読み終えてしまった。続きはまだか!!と禁断症状に苦しむ家族一同。翌日、40巻まで借りてきて、後は奪い合いである。実は、ツタヤには41巻もあるはずなのだが、何度行っても貸出中。41巻からは買うって手もあるよ・・・と娘がささやき、夫も頷くが、いやいや。もうちょっと待ってりゃ借りられるんだしさあ、と主張する私。さて、今後の展開はいかに。

2015/9/24