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「大家さんと僕 これから」矢部太郎 新潮社
「大家さんと僕」の続編。前作を図書館にリクエストしたら、順番待ちが長過ぎて、待ちきれなくて買ったのだったっけ。今回、図書館に購入リクエストをかけたら、「コミックの購入はリクエスト受付を中止しております」だって。うーん。漫画が優れた文化であることを、図書館は認めたくないのだろうか。これだけ評価が高い作品なのに。
そういうわけで、図書館は当てにならないから、じゃあ、TSUTAYAで借りるかな、なんて思っていたのだが、本日、書店にいってちょっと手に取ってみようか、と思ったのが運の尽き。なんと最初に行った書店では売り切れというじゃありませんか。それに焦って、近くの別の書店に行ったら、あと三冊ですって。おもわず買っちゃった。あーあ。
でも、読んでみたら、買ってよかったと思った。前作にも増して素晴らしかった。矢部太郎と大家さんの人柄がにじみ出ていて、心が暖かくなった。人と関わることの素晴らしさを思った。大家さんは亡くなってしまったのだけど、それまでの矢部さんとの関わりや、二人の思いが素直に描かれていて、大家さん、幸せな人生の最後だったんだろうなあ、と思った。矢部さんも、大家さんのことを忘れないで、これから頑張って生きていけるだろうと思った。いい漫画だった。
相方の入江くんがあんな事になってしまったけれど、矢部太郎はきっと大丈夫だ。これからも、ちゃんとお仕事していけるよね。そう思った。
2019/8/2