奥日光旅行記

2021年7月24日

温泉に入って、あんまり疲れたので足裏マッサージも受けて、美味しいお料理も堪能して、元気になりました。翌朝、のんびり出発です。

中禅寺湖畔のバス停から赤沼茶屋までバスに乗ります。このバスがすごく混んでいるのでびっくり。赤沼茶屋からは、低公害バスが千手ヶ浜まで出ているのでそれに乗り換えるのですが、すごい行列なのでさらにびっくり。こんなことならもっと早く出てくればよかったわ。

低公害バスは、赤沼茶屋と千手ヶ浜の間を行ったり来たりして、どこでも乗り降り自由なんだそうですが、今日は混んでいるので途中で乗れる可能性は低い、と説明がありました。途中で歩き疲れても、歩き通すしかなくなるので歩きたい人は途中下車して終点を目指してくださいとのこと。なるほどね。一般車両の乗り入れができないので、観光客はみんなこれに乗るか、歩くしかないのです。

我々は途中「西ノ湖入り口」で下車しました。そこから緑あふれる道を歩きます。なんだか物語の中にいるような美しい道です。

西ノ湖が見えて来ました。西ノ湖は、昔は中禅寺湖の一部だったのが、地形の変化で取り残された小さな湖です。

小さな、静かな湖。ハルゼミの声だけが響いています。

そこから今度は千手ヶ浜を目指します。千手ヶ浜は中禅寺湖の浜。昨日の宿からはちょうど反対側の岸になります。歩いて30分ほどでしょうか。人気の少ない静かな森の中を歩きます。

大きな木がぱっかりと割れて倒れていました。倒れなかった部分はみずみずしく強く立っています。なんだか不思議な風景です。

道の向こうに中禅寺湖が見えて来ました。湖畔には、クリンソウが咲いています。どこから湧いてでたのだろう、と思うほどいきなり観光客が大勢集まっていました。

2013/6/27