法隆寺散歩 その3

法隆寺散歩 その3

2021年7月24日

そこから、今度は夢殿に向かいます。
それにしても、いやあ、暑い暑い。
私は帽子をかぶっているからまだいいけど、夫は直射日光を浴びて、ひいひい言っています。梅雨があけるのかなあ。

夢殿に向かう道に、実に枝振りのいい松がありました。

いかにも人が歩くための道です。

横に続く土塀は、かなり傷みが激しいようです。遠い昔から伝わるこのお寺を維持するのは、とても大変なことなのだろうと想像します。

さて、夢殿です。子供時代の私は、ここで聖徳太子がお昼寝したとばっかり思っていましたが、全然そんなことはないのでした。聖徳太子の遺徳を偲んで建てられたというのだから、お昼寝する暇はなかったのですね。

中には入れず、外側から覗くばかりでしたが、暗くてよく見えないのが残念でした。
それから、少し足を伸ばして、中宮寺にも回りました。

中宮寺は、尼寺です。聖徳太子のお母さんのお願いで作られたそうです。遠い昔から、女性を守るお寺だったのでしょうか。といっても、建物は新しい。昭和に建てられたものだそうです。

さて、すっかり疲れてお腹の空いた我々は、門前のお店で梅うどんやらくずきりやらを食べ、バスを待つのもしんどいほどだったので、タクシーを奮発して駅に戻り、帰宅の途についたのでした。

ところが、暑すぎたせいで、どうしてもかき氷が食べたくなり、自宅最寄り駅近辺で、かき氷を食べられる店を探してうろつき、ついに発見。今年最初のかき氷を食べました。夫は宇治抹茶、私はいちごみるく。あまりに喉が渇きすぎて、最初は口に入れても冷たいとすら感じない。ただただ、サラサラと口のなかで溶けていく感覚があって、冷たいだの甘いだのと感じられたのは、かなり後のことでした。

そんなに暑くなるなんて知らなかったんだもの。奇しくも、その日は、関西地方の梅雨明けが宣言された日だったのでした。

2012/9/14

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