ベトナム旅行記(その2)

ベトナム旅行記(その2)

2021年7月24日

朝食に行く。昨夜のノックさんの話では、ホテルの奥にあるベトナム料理レストランのフォーが美味しいということだったので、中庭を抜けて、奥へ向かう。中庭は花が咲いて美しい。

ところが、ビュッフェ形式のレストランで、フォーが見つからず、他のものをあれこれ食べてしまう。かなりお腹が一杯になったところで、夫がフォーを発見。オムレツみたいにスタッフに注文して作ってもらうシステムだったのね。夫のフォーを一口もらう。うまい。だしが効いている。

今日はハロン湾見学ツアー。お迎え時間まで間があるので、ホテル内を散策する。我々が止まっているのは三階で、吹き抜けから下をみるとこんなシャンデリアが。

壁にはこんな絵がかかっている。

ロビーの窓。

ホテルの前にあるのはオペラハウス。

 ロビーのソファでお迎えを待つ。以後、この席が我々の定番になった。

さて、お迎えがきた。今日のガイドさんはハイさんですって。バスに乗って、出発。
道はバイクでいっぱい。交通ルールも何もあったもんじゃなく、ちょっとでも隙間が空いていると、そこにバイクが突っ込んでくる。信号もあんまり意味がないようだ。

「それというのも」とハイさんが言う。「ベトナムにも交通ルールはある。ただ、みんな知らないだけ。バイクの免許は18歳から取れる。紙の試験と、実地試験の二つね。でも、お金払えば、合格する。もっとお金払えば、試験受けなくても免許もらえる。私は試験受けたけど、試験官が全部答えを教えてくれた。お金ちょっとだけ払ったからね。」と笑う。「バイクは大人二人乗りと決まってます。ただし、その二人の間に、子供は何人挟んでもいい。最高で五人、六人は乗ります。」確かに、バイクは二人乗りが基本になっていて、後ろの人は、両手離しでゆうゆうと乗っている。「接触事故くらいじゃ挨拶で終わっちゃう。血が出る怪我なら、話し合いで、値切り合って、お金払う。人が死んだら、警察が来ます。」だって。たまに、車の渦の中を悠々と横断する人がいる。「道を渡るときは、誰も止まってくれないから、気をつけながら、ゆっくりと渡ります。一番いいのは、現地の人の後をついていくこと。信号が変わっても止まらないことが多いから気をつけて。渡るときは絶対走らない、コツは、ゆっくり歩くこと。」うーん、これは難しそうだ。

紅河(ホンがわ)という大きな川を渡る。ハノイで一番大きな川。ベトナムというとメコン川が有名だが、あれは南側。紅河は中国の方から流れてくるので、最近は汚染されたり、水源にダムを作られたりで水量も減ってるという。「あちら側が中国です」とハイさんが指を指す。大陸で国境がつながっている、ということが現実として感じられる。

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2019/9/21