ベトナム旅行記(その1)

ベトナム旅行記(その1)

2021年7月24日

この夏の旅行はベトナムに決まった。休みが5日か6日程度しか取れないからそれほど遠くにはいけないし、昨年、娘が大学の短期留学プログラムでベトナムに行って良かったと言っていた。一度行ってみたい場所でもあった。が、行く直前までそれほど熱量は高くなく、いつもほどガイドブックやネットを調べることもなく、直前に慌てて図書館で「地球の歩き方」を借りただけ。こんなんで、大丈夫か?

我々より数週間早く、娘がベトナムを再訪していた。仲良くなった留学生が帰国したので案内してくれることになったとか。LCCの格安飛行機と、二泊二人で5000円みたいな安宿の貧乏旅行だったらしいが、ハロン湾とホイアンを回って、とても楽しかったらしい。「ちゃんとお腹も壊したよ」と得意そうに報告があった。「正露丸と胃腸薬は持っていった方がいい。あと、虫よけとかゆみ止めね。」そして、大量のベトナム紙幣を送ってよこした。ゼロの数が尋常じゃない金額だが、計算したら日本円で200円程度であった。

さて、出発の日である。夕方出発なので、のんびりしたもんだ。昼頃に家を出て、まずは駅前の最近お気に入りの立ち食い寿司屋で軽く昼食。スーツケースを見て、板さんが「どちらへ?」と聞く。「ベトナムです。」と言うと、驚いたように「観光ですか?へー。」まあ、あんまり一般的な観光地ではないかもな。

駅前から空港直行バス。初めて乗るけど、寝てりゃあ空港まで運んでくれるのは快適。空港で、自動チェックイン機であたふたしながら手続き。あらゆることが機械化されているのに驚く。出国審査も機械がやっちゃうのね。随分早めに着いてしまったので、「大量廃棄社会」を読みながらラウンジで散々待つ。さて、やっと機乗。フライトは五時間程度。前から見たかった映画「グレイテストショーマン」を鑑賞。続いて「ボヘミアン・ラプソディ」を見始めたが、途中で寝てしまった。

ハノイ着。もう、夜の十時を回っている。入国審査は割に簡単。夜の空港はこんな感じ。

旅行社の担当はノックさんという威勢のいいおばさん。「バスはこっちよ」と言うなりどんどん歩いていってしまって、後ろを振り返りもしない。ついていけなかったらどうなるんだろう。でも、だんだんにわかるんだけど、ベオナムのガイドさんはみんなこんな感じ。早足でどんどん行っちゃう。でも、とても親切。

他の二組の旅行者とともに、ハノイ市内へ向かう。途中、1万円ほどベトナムドンに両替。道はバイクや車でいっぱい。車本体の二倍くらいの荷物を積んだトラックが走っている。「ああいう車は夜、走るね。おまわりさんに捕まらないから。」とノックさん。夜も警官はいるけど、面倒だから捕まえないんだって。

他の旅行者を順繰りに降ろして、最後のホテルに我々も到着。疲れた、疲れた。シャワーを浴びて、ベッドに入ったのは、現地時間でも真夜中。時差は二時間。おやすみなさい。

その2へ続く→
2019/9/21