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「数寄です！ 壱・弐」 山下和美 集英社
「天才柳沢教授の生活」の作者が、都内に数寄屋造りの住宅を建てるまでのお話。建築オタクの夫がTSUTAYAで借りて来ました。
マンションを騒音問題で諦めてから、数寄屋造りの家を建てるまでのあれこれ。建築を頼んだ相手が、なんと会社をやめて独立してまでこの仕事に打ち込んだという恐ろしい展開。土地探しから、様々な書類手続き、資金繰り、その真に学ぶ「和」のあれこれ。読んでいて、疲れますです、はい。
家を建てるのって面倒なのねー、もう私、中古マンションでもいいわ、と思わず口に出してしまった私。ふうん、と言いながら楽しそうに読む夫。全国津々浦々を旅して歩く我々の生活がいつか落ち着く日が来たら、どこかに、こんな困難を超えてまで家を建てるのであろうか。全部、夫に任せたい私である。
三巻では、ついに東日本大震災がやってくるらしい。読むのが怖い。
2013/1/28