沖縄旅行記5

沖縄旅行記5

2021年7月24日

朝、起きたら、胃は治っているようでした。でも、用心して、少なめにご飯を食べました。食べたのは、一番人気のレストラン。ずいぶん長いこと待って、入りました。

焼きたてのフレンチトーストや、眼の前で焼いてくれるオムレツ、オムライス。いつもは少食のおちびが、もりもり食べてました。ましてや、息子なんて。通常人の四倍は食べたでしょうか。

生物学の実習が待っている息子は、本日で途中退場です。海に潜っていると始末が大変なので、今日は観光に当てることにします。

ホテルの割と近くにやちむんの里という陶芸とガラスの工房の集まった村があります。最初は、自転車で行こうかと話していたのですが、坂が結構キツイというので、タクシーを頼みました。

途中、座喜味城跡に立ち寄ります。15世紀初頭に護佐丸によって築かれたグスクなのですが、ここが小高い丘になっていて、とても美しい。気持ちのいい風が吹いて、塀の上からは、遠く海が見渡せました。

そこから、やちむんの里へ。静かな村の中にいくつも工房があって、見学ができます。最初に入ったガラス工房の窓のガラスが綺麗でした。

ここでも、息子は例によって、じっくりのんびり眺めて歩きます。仕方ないので、我々は、先に。今回は、おちびも我々に同行します。暑くて暑くて参っていたら、とある工房で冷たいお茶をいいただき、ほっとしました。

ぐるっといくつもある工房を回って、やちむんの里の入口の駐車場へ。ここにある公衆トイレの表示が可愛らしかったのです。

いつまで経っても息子が来ないので、しびれを切らして携帯で招集をかけます。今度は、ホテルのすぐ近くの「GALA青い海」というところへ。ここで、何を食べたんだっけかなあ。沖縄そばだったかもしれません。地元の料理をあっさりと食べて、それから、ここの併設施設「さんご畑」へ行きました。

「さんご畑」は、映画「てぃだかんかん」のモデルとなったさんごの養殖施設です。ここで育ったさんごを海へ移植放流しているのだそうです。サンゴの養殖過程が見られるような小さなオープンエアの水族館があったのですが、ここが海に面していてとても美しい場所でした。

ここからは、徒歩でホテルに戻り、時間になったので、息子はバスに乗って空港へ向かいました。ああ、短い逢瀬だったなあ・・。

そうそう、お馬鹿な私はこの時、途中まで確かに持っていたカーディガンを、どこかでなくしてしまっていたのです。仕方ないので、食事をしたレストランに問い合わせても、ないと言われ、乗せてもらったタクシー会社に電話しましたが、わからないと言われてしまいました。

ところが、ホテルの部屋に帰ったら、電話の着信ランプが点滅しています。フロントに電話したら、すぐに、なくしたはずのカーディガンを持ってきてくれました。タクシーの運転手さんが、ホテルに届けてくれたんだそうです。感激しました。

そのあとは、熱くなった体を冷やすため、また海に入って、それから、沖縄居酒屋で島唄を聞きながら、夕食を食べました。夫は泡盛でごきげんになりましたが、私は胃を警戒して、お利口にお茶だけで我慢した晩でした。

2011/9/21