存在を抱く

23 村田喜代子 木下晋 藤原書店 村田喜代子さん、しばらく新作が出ていないと思っていたのに、先日、図書館リストを検索したら次々に三冊がヒットした。「村田喜代…

慣れろ、おちょくれ、踏み外せ

3 能町みね子 森山至貴 朝日出版社 対談本なので軽い気持ちで読み始めたのだが、かなりてこずった。自分の無知さ加減に改めて気づいたのだ。同性愛、ゲイ、性同一障…

マンガのあなた SFのわたし

112 萩尾望都 河出書房新社 しばらく更新しない、という舌の根も乾かぬうちに更新。お恥ずかしい。これでしばらくお休みしますが。 「萩尾望都がいる」へのコメン…

養老先生、再び病院へ行く

91 養老孟司 中川恵一 エクスナレッジ 「養老先生、病院へ行く」の続編。前作では、体調の悪くなった養老先生が、病院は大嫌いだけど、家族もうるさいし、しょうが…

言葉を失ったあとで

31 信田さよ子 上間陽子 筑摩書房 信田さよ子も上間陽子も、私が心から信頼する人である。信田氏はアディクション、ADの第一人者である。私は様々なことを彼女の…

仕事でも、仕事じゃなくても

157 よしながふみ フィルムアート社 よしながふみへのロングインタビューをまとめた本。よしながふみも良いが、聞き手の山本文子も素晴らしい。 幼少期から、小、…

神話的時間

108 鶴見俊輔 谷川俊太郎 工藤直子 佐野洋子 西成彦  熊本子どもの本の研究会 読んだことがあるような気がしていたが、未読だったみたい。登場する人物がすべ…

限界から始まる 往復書簡

47 上野千鶴子 鈴木涼美 幻冬舎 正直言って、しんどい本であった。実は久米宏の本よりも先にこれを読み始めたのだが、読み進めるのが大変なので、途中から後回しに…

名著の話 僕とカフカのひきこもり

41 伊集院光 KADOKAWA NHKのEテレで「100分de名著」という番組をやっている。世界の名著とされる作品についてアナウンサーがざっと解説をしたり、…