言葉を失ったあとで

31 信田さよ子 上間陽子 筑摩書房 信田さよ子も上間陽子も、私が心から信頼する人である。信田氏はアディクション、ADの第一人者である。私は様々なことを彼女の…

仕事でも、仕事じゃなくても

157 よしながふみ フィルムアート社 よしながふみへのロングインタビューをまとめた本。よしながふみも良いが、聞き手の山本文子も素晴らしい。 幼少期から、小、…

神話的時間

108 鶴見俊輔 谷川俊太郎 工藤直子 佐野洋子 西成彦  熊本子どもの本の研究会 読んだことがあるような気がしていたが、未読だったみたい。登場する人物がすべ…

限界から始まる 往復書簡

47 上野千鶴子 鈴木涼美 幻冬舎 正直言って、しんどい本であった。実は久米宏の本よりも先にこれを読み始めたのだが、読み進めるのが大変なので、途中から後回しに…

名著の話 僕とカフカのひきこもり

41 伊集院光 KADOKAWA NHKのEテレで「100分de名著」という番組をやっている。世界の名著とされる作品についてアナウンサーがざっと解説をしたり、…

昭和を語る 鶴見俊輔座談

34 晶文社 鶴見俊輔を読むのは「敗北力」以来だろうか。私はこの哲学者を信頼している。だが、いまさら昭和について語った対談なぞを読んでどれだけ意味があるのだろ…

星をつなぐために

26沢木耕太郎 岩波書店 柳田邦夫、篠田一士、猪瀬直樹、辻井喬、村山由佳、瀬戸内寂聴、角幡唯介、後藤正治、梯久美子。そうそうたるノンフィクションの書き手との対…

養老先生、病院へ行く

23 養老孟司 中川恵一 エクスナレッジ 「世間とズレちゃうのはしょうがない」以来の養老先生である。最近は対談や共著が多い。お歳だからなあ。ましてや今回は、養…

なんで家族を続けるの?

67 内田也哉子、中野信子 文芸春秋 樹木希林と内田裕也の一人娘、内田也哉子と脳科学者、中野信子の対談。『文春オンライン』掲載の対談と、「週刊文春WOMAN」…