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「ちいさいモモちゃん あめこんこん」
松谷みよ子・文 中谷千代子・絵 講談社
私が小学校三年生の時、授業で市立図書館へ行きました。そこは、ものすごく沢山の本があって、好きなだけ読むことができる、夢のような場所でした。そして、図書館のお姉さんが、素敵な本を何冊か読んでくれました。今でもはっきり覚えています。その時、読んでくれたのが、「ちいさいモモちゃん」という本でした。
この絵本は、その「ちいさいモモちゃん」の一つの章を絵本にしたもののようです。確認したわけじゃないけれど、その頃に読んでもらったのを、私、覚えていました。赤い傘に赤い長靴。いいな、と思ったんです、当時の私は。
新しい傘と長靴を買ってもらったモモちゃんは、ながぐつはいて、かささして遊びに行きたいんです。でも、雨が降ってるときに使うものよ、とママに言われて、お庭ならいいでしょ?と、うそっこだけどあめふりごっこをするのです。
雨降りごっこに入れて、とやってきたのは、ガマガエルちゃん。それから、かたつむりさん。そして最後にやってきたのは・・・。
あらまあ、このお話、「おみせやさん」によく似てるわ。どうしましょう。同じ日の読み聞かせに使うとかぶっちゃうかしら。
ちょっと考えてみます。
2012/6/3