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「にっぽん全国百年食堂」 椎名誠 講談社
粗製濫造作家（と本人が言っている）シーナの全国取材旅記録。雑誌「自由人」に連載された、全国の百年以上続いている食堂のルポ。夫が借りてきたので、面白いかどうか聞いたら、軽いからすぐ読める、と。まあ、いつもシーナはそんな感じだもんな。というわけで、今回も軽く読みました。なんたって240冊以上書いてる人だから、一冊一冊があまり重すぎたら大変だわな。
今回は、百年以上続いているだけで偉い、という視点なので、うまいかどうかはあまり問題ではない、と何度も書いているところを見ると、実際そんなにうまくなさそうな店もあるみたいだ。いいなあ、行って食べてみたい、と思っった店もあるが、こんなトコロはなあ・・・と思うところもあった。
残念なのは福島の高校生の落書きが壁いっぱいにあるカツ丼の美味しいお店に永遠に行けなくなってしまったことだ。原発のすぐ近くだったのでね。
日光朝日食堂の湯波玉丼が一番うまかった、とシーナは書いていた。しまった、もっと早く読んでたら行けたのに・・・。湯波、食べたかったなあ。
2013/6/28