81「フウちゃんクウちゃんロウちゃんのふくろうがっこうーさかなをとろうのまきー」
いとうひろし 徳間書店
図書館の絵本コーナーで発見。フクロウ学校の先生が、魚を捕る練習を生徒たちにさせたいのに、彼らが採るのはカッパだったり、半魚人だったり、川の主の竜だったり。先生は怒って川ごとくわえて持ってっちゃうんだけど、フウちゃんクウちゃんロウちゃんたちは捕まえた奴らと遊び回って、あとで謝りに行ったけど、先生はなかなか許してくれませんでしたってさ。
先生よりも大物を採っちゃうのも、それで遊んじゃうのも素敵。最後に先生に謝りに行くのはちょっと優等生かな。でも、許してもらうのに時間がかかったなら、その間も堂々と遊べたわけだしねえ。
82「さいごのひみつ」いとうひろし小学館
一年生になって初めてできた友達のミリくんは僕たちの住んでいる待ちの秘密を色々教えてくれる。ある家で飼われている犬は実はニホンオオカミだし、飼い主は凄い科学者で、絶滅した動物を蘇らせてるし、今に街には恐竜が歩くようになるし・・・。見慣れた町が全然違って見えてくる。ミリくんは、本当は宇宙人で、使命を終えて星に帰らなくちゃいけないんだけど、僕に通信機をくれた。翌日、先生がミリくんは転校したっていう・・・・。
ピッピみたいにどんどん法螺ふいちゃう子が好きな私はいつも転校生で、それをいいことに前住んでいた場所の口からでまかせの嘘なんかも吹聴したことがあって、それがバレたとしても、また引っ越しちゃうからいいもんね、みたいな無茶苦茶なところがあった。私もミリくんか？
でも、ミリくんはすごく魅力的で、彼の言っていたことは、もしかしたら本当かもって読んでいてちょっと思う。
2016/9/20