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「ふたりは世界一」アンドレス・バルバ 偕成社
「きらめく共和国」のアンドレス・バルバである。結構楽しめる児童文学だった。
すごくちっちゃい男の子のフワニートと、すごく大きな女の子のベロニカが、謎の世界記録男に挑む物語。ギネスという言葉は出てこないけれど、結局そういうことなんだな。世界一の記録を次々打ち立て続ける男が、自分を打ち負かす子供を求めていると聞いて、記録を作るのが好きな子供が大勢集まる。そこで出会ったふたりが、力を合わせてふたりだけの世界一の記録を作る、というお話。落語みたいなオチで終わる。
テンポの良い物語だけど、よく考えたら、そんな事あるかよ、みたいなご都合主義のストーリーではあるね。まあ、それも含めてファンタジーだからいいのか？？それでも引っ張る力は十分あって、最後までワクワクと読めた。
2021/2/12