「めづめづ和文化研究所」
小栗左多里 トニー・ラズロ 情報センター出版局 18
「ダーリンは外国人」のご夫婦が、日本に昔から伝わる文化や知恵について、京都を中心にして、学んだり経験したりしたことをマンガと文章で紹介している。英文もある。
紹介されているのは、香道、茶道、華道、弓道、枯山水、宮大工、精進料理、雅楽、扇子、蒔絵、象嵌、和菓子、針など。きつねうどんやおみくじ、足湯なんかも、さらっと。
長いこと日本人をやっているけど、実はここに書かれていることの大半を、経験したことがないなあ、と改めて思う。私の親しい日本文化っていうと、花札になっちゃうなあ・・・。
枯山水の作り方が面白かった。砂紋のつけ方を、この二人は実際にやらせてもらっている。トニーの造形は、個性的だけど、ぐるぐるしていて、心が落ち着きそうにない。砂紋は絶対こうしなきゃいけない、ってのはないけれど、作った人の決めたことが、ずっと引き継がれているのだそうだ。
妙心寺、行ってみようかなあ。
2011/4/21