もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら

もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら

2021年7月24日

94

「もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら」

神田桂一 菊池良 宝島社

 

カップ焼きそばの作り方が書かれている本。もし、この人が書いたらという過程に基づいて、いろいろな人が登場する。
 
「はじめに」は村上春樹調で、それから本文は、太宰治、コナン・ドイル、星野源、ドストエフスキー、松尾芭蕉、田山花袋、大江健三郎、小沢健二、相田みつを、紀貫之、シェイクスピア・・・・まだまだ大勢続く。なんでもありだ。
 
面白い。たしかに面白いが、だんだん飽きてくる。まあ、そうだよな、延々とカップ焼きそばの作り方しかいていないから。元の文体がわからない人もいるし。こんなにたくさん集めなくても良かったよな、なんて途中で思う。でも、読んでしまった。電車の中で、他に読む本がない状態だったからね。
 
暇つぶしには、いい本かもしれない。

2017/9/6