ダンジョン飯

2021年7月24日

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「ダンジョン飯 1~2」九井諒子 株式会社KADOKAWA

 

TSUTAYAのレンタルコミックだなを時々覗いていたのは、これを読みたかったからなのだ。ずっと借りられっぱなしで、やっと手に入った。
 
古典的世界のRPGのダンジョン探検みたいな話なんだが、食料を店で買って携行するのが大変だから、自給自足で行っちゃおう、というのが楽しい。登場する魔物を「どう食べるか」という視点から見直すと、世界がちがって見えてくる。
 
確かに、その世界でも食糧事情というものはあるわけで、長いこと地下に潜るのであれば、どうやって食料を確保するかは重要なポイントになる。大サソリと歩き茸の水炊きから始まって、マンドレイクのかき揚げと大蝙蝠天、動く鎧まで、身がどこに詰まっているかを探してちゃんと食べちゃうのは流石である。スライムを干して戻すと珍味だなんて知らなかった・・・・。
 
食べ物系の漫画は好きだけど、こんな変わった世界でも成立するとは。大サソリ、ちょっと食べてみたいぞ。

2016/4/18