MONSTER

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2021年7月24日

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「MONSTER 第1章」浦沢直樹 小学館

夫が浦沢直樹の分厚い本を眺めているのは知っていた。それは、この本とは全く別の画集である。それについては気にも止めていなかったのだが、昨夜、マンガ好きの娘に「図書館から借りてきた漫画があるよ」と声をかけているのを聞いたので、コミックスもあるのか、おお、これか、これか、と手に取ってしまった。

そしたら、ものすごく怖い漫画だ。人が、次々に恐ろしいやり方で死んでいく。繰り広げられる展開に、引っ張られて読みやめることができない。「読み終えた瞬間に、もう次の一冊が読みたくなった」と昨夜夫がブツブツ言っていたのは、これだったのね、と気がつく。

私は人がじゃんじゃん死ぬ話が苦手だ。ましてやリアルに血が流れたりすると、本当に気分が落ちる。だけど、たまに読んでしまう。ものすごく吸引力のある物語だと抗えないのだ。そうすると、その晩の夢見がすこぶる悪くなる。

「だから勧めなかったのに。あーあ、それ、読んじゃってるんだって思ったよ。」と夫に言われた。もう読んじゃったから、続きが読みたくて仕方がない。でも、怖い。

なんとかしてくれー。

追記。2016年4月4日 5巻まで読了

2016/3/27