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「パン・豆類・ヨーグルト・りんごを食べてはいけません」
江田証 さくら舎
予めお断り申し上げますが、私はこの本が提唱する健康法を推奨しているわけではありません。あくまでも、この本を「読んだ」という立場で紹介しています。
食物繊維を取り、発酵食品やオリゴ糖などをとって腸内の細菌環境を良くすることで健康を保持しよう、というのが最近のトレンド。いわゆる腸活が見直されています。けれど、いくらヨーグルトをせっせと食べても、発酵食品を毎日摂取しても、食物繊維を豊富に取り入れても、お腹の調子が全然よろしくない、という人間も世の中にはいるのです。
こんなに努力しているのになあ・・・と思っているところへ、「おなかの弱い人にとっては、発酵食品や乳酸菌は、むしろ悪い影響を与えるので、良いとされている豆類やら納豆やらキムチやらヨーグルトやらを一切やめたほうがいいんですよ」と言うこの本が飛び込んできたのです。
で、読んでみた。いろいろ科学的な解説もされているし、なるほどそうかもなあ、と思いもいたします。結局の所、この本が「ちょっとやばいよ」と言っている「FODMAP食」を三週間、一切断って、お腹の調子が良くなってきたら、少しずつ、食材を増やしていって、どれが自分にあっているか、を見極めるといい、ということなんですな。それを検証してみないことには、何も言えません。
だけど、玉ねぎとか、ヨーグルトとか納豆とかを全部止めるのは、なかなか大変な気がしますね。やってみて効果があるのならやるけれど。
テレビをつけると、どこの局でもやたらと健康に関する番組をやっていて、やれ、あれを食べろだの、これを食べるなだの、うるさい、うるさい。ぜんぶ聞いていたら、いったい何を食べればいいのよー！！！となってしまいます。
というわけで、この本の提唱する食生活を執り行うかどうか、まだ決めかねている私ではあります。実行したことある人、いたら教えて。お願い。
2019/2/25