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「ビブリア古書堂の事件手帖4~栞子さんと二つの顔~」
三上延 メディアワークス文庫
引越し後、なんだか本が読めなくなった。ふうふう言いながら「謎の独立国家ソマリランド」だけはなんとか読んだが、通常より苦労した。なんなんだろう。時々こういうことが起きる。たぶん、本を読む余白が脳の中に無くなってしまうのだろうな。
久々にこの本を読んでいたら、「リハビリのために、軽いのから始めた?」と夫に聞かれた。なるほど、そういうこともあるのかな。内容じゃなくて、ただ単に、文庫だと手で持って軽そうだから、ということもあったのだけどね。
ビブリア古書堂も四巻目ともなると、かなり進展しますなあ。恋も謎もね。それにしても、この本がこんなに受けているのはなぜなんだろう。本好きの思考がちゃんと描かれているところが私は好きだけど、世の中に、そんなに本好きって多かったっけ?本を読んで物語の内容でごっこ遊びをするなんてのは、本好き定番のお遊びだけど、それに共感する人ってそんなに多いのかなあ。
そういえば、ドラマにもなりましたね。うちじゃ一回目の途中までも見なかったけど。栞子さんはやっぱりロングヘアーじゃなくちゃね。
引越しで、本の多さにほとほと困り果てた我が家としては、古書堂の環境は実に分かりやすい限りなんだけれど。ああ、この大量の本を死ぬまで抱えて移動し続けるのか、難儀やなあ。と、最後は愚痴になってしまうのでした。ちゃんちゃん。
2013/4/22