モネ、ゴッホ、ピカソも治療した絵のお医者さん

モネ、ゴッホ、ピカソも治療した絵のお医者さん

2021年7月24日

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「モネ、ゴッホ、ピカソも治療した絵のお医者さん」

岩井希久子 美術出版社

 

日本における絵画修復の第一人者が自分の仕事について語った本。
絵の修復って大事なお仕事なのね、と初めて知りました。
 
日本には、絵画修復の専門技術者が全然足りないそうです。西洋の美術館であれば、絵画を貸し出すときに必ず添付するコンディションレポートも殆ど作られていないとか。どんな名品も保存されている間にだんだん劣化していっくものなのに、ちゃんと管理されていなくて、その絵本来の輝きが失われているものも多いそうです。知らなかったわ。
 
ところで、絵画の定期的なメンテナンスで、表面に堆積している汚れは、いったい何を使って落とすのが一番オーソドックスで適切な方法でしょうか。
・・・と、先に読んだ夫からクイズが出されました。
 
水でしょ、いや、除光液だ、乾拭きするんじゃないの、意外に糊をまぶすとか・・・などとおちびと私で出した答えは全部、却下。ものすごく意外なものが、絵画の汚れ落としには使われるんですが、さてそれは何でしょう。この本を読めばわかります。
 
ってい言うんじゃ、さすがに不親切かもしれないんで、後でコメントで正解を書いておきましょうね。読むつもりのある人は、コメントは見ないでね。

2013/8/29