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「仏像に恋して」 真船きょうこ 新人物往来社
中学の図書室にて発見。なんでこんな本がここに?と不思議に思いながらも、即座にゲット。このところ、京都、奈良を歩きまわっている私には、とてもタイムリーな本でありました。
作者は、京都の美術大学の授業で「日本古美術見学」という授業を取り、教授のレクチャー付きで、関西圏内の仏像や彫像を見て回ったそうです。うらやましー。
若いころは、仏像なんて、あんまり興味がなかったけれど(なんて言いつつ、大学時代に広隆寺の弥勒菩薩像を観にいったりはしてたっけ・・・)、何故かこの頃は、寺社仏閣、仏像に心打たれます。年取るってこういうこと?
この本は、あちこちの仏像を見て回りながら、いろいろな知識や解説、うんちくも書いてあって、なかなか勉強になります。最後のほうじゃ、仏像のためにわざわざタイまで出向いて行って、なかなか国際的。巻末には仏像のための簡易年表まであって、この本を持ってお寺周りをしたらいいかも・・と思ったりもしました。
でも、返さなくっちゃね。
2012/5/4