偏愛京都

偏愛京都

2021年7月24日

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「偏愛京都」マツモトヨーコ 小学館文庫

 

グレゴリ青山が紹介していたのを読んだ夫から紹介された本。
 
京都市立芸術大学の学生だった著者の学生時代の思い出を中心に、京都の日常風景や散歩の楽しみなどが書かれている。
 
京都、いいよなあ。
前にほんの少しだけ京都に住んだことがあって、そのときは小さな子供を抱えていて、ご近所付き合いがとても大変で、観光どころじゃなかった。たまに来るからいいんであって、住むところじゃないよなあ、なんて思ってしまっていた。
 
でも、もう子供も手を離れたし、老後を夫と暮らすなら、京都だって悪くない、と、これを読むと改めて思ってしまう。街の風情、散歩の味わい、美味しい食べ物。桜だ紅葉だと季節ごとに楽しめる・・・けど、観光客、多くて混んでるしなあ・・・。
 
行けば行くほど、歩けば歩くほど奥の深い京都。じっくり腰を据えて住んでみる価値はある、と、これを読んで改めて思った。
実行するかどうかは、未定ですのであしからず。

2014/10/14