先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!

先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!

2021年7月24日

「先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!
〔鳥取環境大学〕の森の人間動物行動学」 小林朋道 築地書館

作者は、鳥取環境大学で、動物行動学と人間比較行動学、それを基盤にした野生動物の保護の研究と教育と実践に日夜励んでいる。

鳥取駅前にヤギを放すことを提案したり、アカネズミに一万円札をプレゼントされたり、シマリスがヘビの頭をかじっているのを発見したり、なかなかドラマチックな日々を送っていらっしゃる。

この人は、本当にこういう研究が好きなんだなー、と読んでいてにまにま笑ってしまう。
理系でいるよな、時々、こういう人って。
動物に対する愛情はあふれんばかりで、そして、人間も動物の一種だから、そういう観点から、人間への愛もあふれている。

「先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!」という本もあるらしい。読まなくっちゃ。

2011/2/12