光の教会へ その2

光の教会へ その2

2021年7月24日

神社を出て、ぶらぶらと万博公園へ戻ります。今度は時間が決まっていないので、ゆっくり歩けばいいね、と言い合いながら。今度は、前から行きたかった国立民俗博物館を見たいのです。

それにしても、疲れました。喉がカラカラです。特別展で今和次郎展をやっていたのですが、なにかレクチャーが行われている様子。邪魔になってもいけないし、まずはひと休みしようか、と「みんぱく」というレストランに入りました。

このレストランは、民俗博物館らしく、いろいろな民族料理がメニューに並んでいて、楽しそうです。ベトナム料理やタイ料理、バリの料理もあります。でも、お腹はいっぱいなのよね。残念だけど、ジンジャーエールと柚子ソーダを頼みます。柚子ソーダのジャムが、かみ合わせの悪い歯に引っかかって、なんとも情けないことになって、さらに残念だった私でした。

常設展示から見ることにしました。ちょうどアフリカ学会が行われているとかで、民族色豊かな人々が集まっています。東南アジアから、南アジア、西アジア、アフリカ、オセアニア・・・。地球の文化はなんと豊かなのだろう、と思います。

言語の展示で、「はらぺこあおむし」の世界中の翻訳絵本がずらっと並んでいました。中国語だと、「飢餓的毛毛蟲」なのね!なるほど。

ヨーロッパ、アメリカを経て、中央、北アジア、中国、朝鮮半島、アイヌ、そして日本。ああ、もっと元気なときにゆっくり見なくちゃダメだわ。それにしても、なんで私、民俗学や文化人類学を大学でちゃんと勉強しなかったんだろう。こんなに面白いのに。あの頃は、この面白さに気づけなかったんだなあ・・・。

展示室は、あまりにも広く、私たちは歩きすぎました。ぐったりして、ベンチでしばし休みます。ベンチから見える中庭の風景は、エッシャーのだまし絵みたいで、ちょっとすてき。

特別展の今和次郎は、考現学の長老なので、ぜひ見たいところですが、元気が残っていなかったので、ちょろっと見ておしまいになってしまいました。モンゴルのゲルを覗いたのは、興味深かったです。案外、広いのね。

さて、外へ出たら、万博公園のバラ園です。これがまた、きれいなの。

この美しいバラたちは、どれだけ丹精込めてお世話されていることでしょう。うっとりしつつも、疲れてへろへろの私たち。よたよたと、モノレール乗り場へ向かいます。エキスポランドが閉鎖されてしまって、駅前にあるホテル、集客できてるのかなあ、なんて余計な心配をしながら、やっとホームにたどり着きました。

口を利くのも嫌なほど、疲れてしまったので、最寄り駅からは、タクシーをおごっちゃいました。やれやれ。何日かに行程を分けるべきだったわ。

でも、とても楽しい一日でした。

2012/6/1