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「夜明けの図書館」 埜納タオ 双葉社
若い時って、大事な事がわからないものだ。私、なんで図書館司書を目指さなかったのだろう、とこればっかりは痛恨事だ。
本の整理整頓なんて、ずぼらで何をどこにおいたかすぐに忘れちゃう私には絶対向かないってハナから思っていた。まあ、それはたしかに合ってはいるんだろうけどさ。でも、司書がこんな仕事だってちゃんとわかってたら、努力できたかもしれないじゃん。
そんな事今更言っても間に合わないんだが。だから、おちびに司書にならんか、なんてそれとなく誘ってみてはつれなく断られちゃう。人生って、ままならない。
この漫画は「大阪ハムレット3」と一緒に、つい買っちゃった漫画だ。レファレンス・サービスの話が4つ、載っている。そして、そのどれもがいいんだなあ。私もこうやって一緒に何かを探したい、調べたい、と思う。司書って、ほんとうに素敵な仕事だ。おーい、若いころの私、どこかにいたら、気がつけよ！って思う。あーあ。
2012/2/13