奥日光旅行記

2021年7月24日

実は、おちびが修学旅行に行っている間に、我々夫婦は一泊旅行に行ったのでした。たまたま、結婚記念日に重なったので、いい機会でした。

行き先は奥日光。学生時代に友人と二人で旅をして、その時に見た「湯滝」の見事さが私は忘れられませんでした。久々に行ってみたいと思ったのです。

修学旅行当日。おちびを早朝に送り出してからあれこれ家事を片づけ、九時過ぎに家を出ました。十時ちょい前に池袋について、デパチカでお弁当を仕入れてから電車に乗ることにしたのです。開店と同時に店員さんたちのていねいなお辞儀に出迎えられ(私はこれが苦手!)、食料あふれるデパチカを歩きます。日本って豊かだわー、とここを歩く度に思ってしまう私。あらゆる食材、お料理が揃ってるんですもの。さんざん悩んで、私はタイ風バジルチキンのお弁当に茄子のゼリー和え、夫はタイ風焼きそばにあとなんだっけ、もう一品。

駅に戻る道々、チーズの試食をもらったら、「あら美味しい!ワインが飲みたいわ・・」「じゃあ、小瓶を買っちゃおうか」「でもそんなことしたら、もう歩けなくなるかも」などと言い合って、結局、お茶を買います。

便利になったのね。JRと東武電車が乗り入れて池袋から日光方面にスペーシアが走っています。乗り込むと、席は広々、足台までついていて快適です。しばらく読書を楽しんでから、早めにお弁当。なかなかうまいっす。タイ料理、好きだわー。

下今市で乗り換えて、東武日光までは各駅停車。そういえば、その昔「結婚式場いまいち」ってのを見て、なんだかなあ、と思ったのを思い出します。なんて言ってるうちに、東武日光到着。湯滝まで何度でも乗り降りができるバスのフリーパス二日分を買い込みます。

バスに乗り込んで、そうか、いろは坂を登るのよね、酔わないかしら、とか、猿が出て困るって聞いたけど、いるかしら、などと言っていたのに、気がついたら中禅寺湖。どうやら気を失っている間にワープしたみたい。夫も一緒にワープしたけど、私より先に蘇生していたそうです。あーあ、一瞬で来ちゃったわ。

中善寺湖畔では、観光客が乗ったり降りたり、バスも混み始めます。湯滝入り口で、我々は降りました。そこから湯滝まで歩きます。おお、湯滝だ!!

水の勢い、量、高さ、音。すべてが水流フェチの私の心をくすぐります。いいわあ・・・。

滝の脇には登り道があって、夫がどんどん登っていきます。いや、本当は今日は登る予定はなかったんだけど、などと言いながらついていきます。途中で道が水でぬかるんでいたりして大変。でも、上の方から見る湯滝もまた、格別なのです。

登りきったら、静かな湯ノ湖。小さな湖です。学生時代は、ここから源泉のあふれるところまで歩いて、そこの小さな宿に泊まったのですが、今日はそこまでは行きません。湿原を歩く予定です。

2013/6/27