ハワイ旅行記3

月曜日、三日目。

朝早く起きて、本日はダイヤモンドヘッド登山へ。
早いと分かっていたので、前日にABCマートで買っておいたサンドイッチとフルーツパックとジュースで朝食。

余談だけど、ワイキキって、ABCマートだらけね。飲み物、食べ物、お土産に日用品、衣類にサンダル、帽子、何でも売っていて、旅行者の強い味方。おちびはここでボールペン6本入りセットを買ってました。お友達に一本ずつおみやげなんですって。

ところで、お土産代はお小遣いで、が我が家の方針なんだけど、そんなのうちだけだ!とおちびは抗議してくる。でも、お友達との物の交換って、そもそも我が家としてはあまり好ましいこととは思えず、どうしてもやりたいのなら、自分の責任でやりなさいね、ってことなんだけど。みなさん、どうなさってるのかなあ。

本日も、公園をつっきって、DFSへ。ここでちっちゃいバスに乗って、ダイヤモンドヘッドへ向かいます。運転手兼ガイドのおっちゃんが口達者で。

高級別荘地カハラ地区(ビル・ゲイツの別荘もある!テニスコートがあって、お手伝いさん用の立派な家も敷地内にあった・・)に実は私の自宅があってね。ほら、あの高い一本の椰子の木の下、あれが私のうちなので、頂上から手を降ったら、ワイフが手を振り返しますから。若くて美人の女性が手を降ったら、それがワイフです。うちの息子が日本で大儲けして家を建ててくれたんですよ、いや、野球賭博の胴元と、オレオレ詐欺をちょっとやっただけなんですけどね・・・ですって。

ダイヤモンドヘッドは、火山の噴火口、カルデラの一部なんですね。車のついたところは、ぐるっと丸く囲まれた真ん中の部分。ここから、頑張って歩きます。元気な人なら30分くらいで登りきれるけど、集合は90分後だから、好きな人は二往復してもいいよ、なんて軽口を叩かれて。のんびり登ったけど、40分くらいだったでしょうか。そんなにきつくはなかったけど、最期の99段の階段は長かったですね。でも、金毘羅さんほどじゃないさっ。

頂上からは、ワイキキ全体、それに海も美しく見渡せて、おちびはカハラ地区の一本椰子を一生懸命さがしました。ガイドさんのワイフに手を振りたくてね。私は、高所恐怖症なんで、美しいけど、早く降りたーい!と、膝がカックンカックンしながら、思いました。降りてきて、ダイヤモンドヘッドの看板のところで写真をとってもらって、また、そこにある木に登ったおちび。この子は、木を見ると登っちゃうのね。

おちびに、奥さん見つからなかったって言われて笑ったガイドさん。ホントはダウンタウンに住んでいて、山手の方なんで、夕方は涼しいくらいなんですって。そう、ハワイは涼しい!なんて気持ちのいい風が吹く島なんでしょう。ちょうど我々のホテルに行く用があるから、と、DFSからそのままホテルまで送ってもらいました。

それでもまだ午前中です。海にいくううう、と騒ぐおちびに、まずは洗濯、と昨日見つけたランドリールームへ。おお、開いてる開いてる。と、意気揚々、中に入ったはいいけど、ランドリーのシステムがそもそも日本とは違いそう。どうすればいいんだあ、って呆然としてたら、お店のおっちゃんがニコニコしながら近づいてきて、使い方を教えてくれました。洗剤の入れ場もわからなくて、持参の洗剤パックを見せたら、鼻歌歌いながら、盛大にこぼしつつ、上部の洗剤入れに振りこんで、こぼした分も、大きな手で、ざかざか集めてぶちこんで。

洗濯が終わるまで、そこら辺をぶらぶらして、ハンバーガー屋さんがあったので入ります。朝早かったから、お腹すいちゃって。ここで、エッグスベネディクトを食べました。おちびと分けっこしたから、量は大丈夫。何を頼んでも、ものすごい量が来るので、びくびくしちゃいます。ゆっくり食べて、戻ったら洗濯はちょうど終了。今度は、乾燥機に移して、また店を出て、近くにあったABCストアをまた見ます。お店によって、品揃えが微妙に違うのね。そうそう、「ちばけん」という名前の居酒屋もありました。

旅行中に洗濯でこんなに時間を潰すのはもったいない・・のかもしれないけれど、こうやって地元の人に親切に教えてもらったり、観光客がいない場所をぶらついたりできるのも、それはそれで楽しい旅の時間です。

乾燥も無事終わり、洗濯物を抱えてホテルへ。それからどうしたんだっけなあ・・・。
泊まったホテルは、ビレッジと名がつくだけあって、とても広くていくつもタワーが並んでいます。中に車の通る道路まであるので、どこまでがホテルの敷地かわからなくなっちゃう。とある日本人のおじさんが、従業員をつかまえて「〇〇ホテルはどこですか」「ここは全部〇〇ですよ」なんて会話してました。何タワーかを言わないと、自分の部屋にはたどり着けません。

ホテル内にはいくつもプールが点在していて、スライダーがあるというプールを探してさまよっているうちに、ヨットハーバーに出たり、となりのホテルに迷い込んだりしたのは、確かこの日だったような。最後に、意外に近くにプールを発見、スライダーでおちびと夫は遊んだけど、怖がりの私は観てるだけでしたとさ。

この晩は、ベニハナという鉄板焼きやさんで、エビとお肉の鉄板焼き。シェフが、タマネギの輪っかを重ねて塔にして、そこにお酒を注いで火をつけてボーッてやったら、おちびが悲鳴を上げていました。野生動物だから、火がだめなのよ。

夜はお部屋でカタンや花札をやりました。意外におちびが健闘するようになっていて、大分負けちゃって悔しい私。
このあたりで、やっと夜目覚めずに眠れるようになって来ました。

2010/9/8