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「機械仕掛けの愛 １」 業田良家 小学館
手塚治虫賞短編賞を受賞。という新聞記事を読んだ次の瞬間、マウスをクリックしていた人がいる我が家。引越しで本の多さに悲鳴を上げ、もう一冊たりとも買ってはいけないと誓って・・・・はいないんだっけ。まあ、業田さんだからなあ。
怒涛の大傑作大河小説マンガ「自虐の詩」以来、今ひとつぱっとしたものを感じていなかった業田さんですが、賞を取ったとあらば、傑作でありましょう、と期待しました。
ロボットにも愛情がある、ってのは、手塚治虫以来のテーマですなあ。でも、私はなんだかこの本からカズオ・イシグロを思い出したりして。切ないお話ばかりでした。とはいえ、賞をとるほどの傑作かなあ。いやいや、業田さんだもの。「自虐の詩」みたいに、いきなりザッパーンとくるのかもね。この先に、期待。
2013/5/8