直島へ 2

直島へ 2

2021年7月24日

港にベネッセハウス宿泊者専用バスがお迎えに来ている。それに乗り込んで、地中美術館へ。荷物をホテルに届けてくれるというので、手提げに必要な物だけ入れて、リュックを預ける。

地中美術館につく。まず、チケットセンターのようなところに案内され、諸注意事項を説明される。写真をとってはいけないところの話とか、触っちゃいけない ものとか。説明を受けた後じゃないとチケットを売ってくれないってのがすごい。チケットを買って、そこの道をずっと行ってね、と言われる。ここじゃないの か、まだ歩くのか。

地中美術館への道筋には睡蓮の池。モネの絵があるからかしら。
さて、地中美術館に到着。

ここから先は、殆どの場所が写真禁止なので残念ながらあまりお見せできません。安藤忠雄らしい迷路のような建物が、ほぼ地中に埋まっています。天井が四角く切り取られて、空がひとつの作品となって飾られている。今日は白っぽいけれど、抜けるような青の日もあるのだろう。

大きな球体の石が階段の上においてあるウォルター・デ・マリアの作品。わーっと言いながら、体当りしたら動くかしらん、とやってみたくなる。

モネの絵もある。タレルの不思議なアートもある。スクリーンだと思っていたところから、思いがけない奥行きが生まれ、驚くような空間へと入り込める。

安藤忠雄は、無駄に歩かせるからなー、と夫が笑う。横に行けばすぐのところを、わざわざ直線でまっすぐ遠くへ持って行き、また戻らせるこんな道が付けられている。

疲れたので、地中カフェで一休み。瀬戸内の美しい海が見える。せっかくなので「ハーブと果汁の微炭酸ドリンク」とかいう珍しげなものを頼む。夫はジンジャー、私はざくろ。夫のほうが正解だったかな。微妙なお味。

さて。さっきのチケットセンターへ戻って、ベネッセバスで、次は李禹煥美術館へ。前庭には、こんな石が置かれている。

入り口は、例によって安藤さんらしい通路。

李禹煥の作品は、大きな石が置いてあったり、刷毛でまっすぐ描いたような線がたくさんある絵だったり、その場所にあるからこそ、何かを伝えられるという物が多いように感じられる。安藤さんも楽しかったのだろうなあ。

李禹煥美術館からホテルまでの道筋にもいろいろなアート作品があるらしいので、歩いてみようということになる。

浜に打ち捨てられているような船は、実はホテル内のアートと対になった芸術品。崖の左側にポツリとある小さな白い枠は、あの中に海岸の写真が飾られていたりするのだ。


いろいろな形をしたゴツゴツの石が並べられている場所もある。ロダンのバルザックみたいな石があったので、バルザック石と呼ぶことにする。

さて、やっとホテルに到着。ベネッセハウスの「ミュージアム」棟の入り口。例によって安藤さん通路である。

2014/8/12